真っ暗な小路のクリスマスツリー。飾った人の心を切り取る。
暗い小路を歩いていたら、光るものが向こうに見えました。近寄ってみたら、花壇に植わった小さなクリスマスツリー。近くに街灯もなく、真っ暗で手元もよく見えない中、Huawei P20 Proを向けて撮影しました。
やはり暗所への強さは圧倒的だなと。超高感度・明るいレンズ・手ブレ補正。写真だとかなり明るく写っていますが、実際はこんなに明るくないですからね。木に巻かれたイルミネーションの明るさも、こんなに煌々と周りを照らしてはいません。
ちなみにこの写真、AIのシーン判断は「舞台・ライブ」でした。暗闇の中のカラフルなライトは、舞台上のものと判断するのですかね。どんな仕上がりになるかと思ったら、こうなりました。ただし、撮影時の画面は、それほど明るくなくフレーミングはうまくできませんでした。この写真はトリミングしているので、なんとか格好がついていますが。
シャッターを切ったあと、手ぶれ補正のために数秒、「動かさないでください」と待たされます。その間にイルミネーションが点滅してしまうとどうもあまり具合がよくないよう。イルミネーションの点灯の谷間になってしまった失敗写真が何枚かできました。
これからイルミネーションやクリスマスツリーの季節ですね。そのにぎわいを苦手とする向きもあるでしょうが、被写体としては魅力的です。いい写真が撮れますように。
写真を撮るって、その場の風景を切り取るだけでなく、そこにいる人の心も切り取ることではないのかな。と、この写真を撮って思いました。行き交う人も少ない住宅街の中の暗い小路。そこを飾るおしゃれ心と、粋さに、こちらの心もほっこりしたのです。
こんな出会いを永遠に留められるのが写真の良さですよね。自己満足かも知れない。けれど筆者は、ここを通る人を楽しませたいと、飾った人の心のかけらを、感じた気がしたのです。だから撮影する気になったし、綺麗に撮れれば嬉しいし。そんな「かけら」をこれからも集めていけたらと、思います。