Huawei P20 Proとの日々

スマートフォンHuawei P20 Proとの日々是好日。

マクロ撮影の大敵「揺れ」。その原因は、「心臓ドキドキ」。

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これは、なんでしょう。実は、瑪瑙化した貝化石です。水晶の結晶付き、しかも左巻きというレアなものです(貝のほとんどは右巻き)。大きさは27mmほど。撮影するとなると、当然マクロです。この写真も、Huawei P20 Proでの撮影。AIのシーン判断は「クローズアップ」でした。

 

一見するとエッジもよく出ているように見えるのですが、もう一度見てみると、手ブレ感がありますね。「感」というか、明らかに手ブレなのですが。シャッターを切ったあとに、「写真のピンぼけを補正中です…端末を動かさないでください」というアラートが出て待たされるのですが、その補正中に端末が動いてブレているようなんですね。

 

何度も何度もシャッターを切り直し、ああ、明らかに揺れたなぁ、と思えば思うほど、このボケたようなエッジが目立つため、その結論に辿り着きました。

 

それでも、倍率を1倍か、3倍かで撮るかで、結果がやや違います。1倍で撮るほうがまだ手ブレが少ないように見えます。下の写真は、3倍で撮ったものです。エッジの甘々感が、より強調されているように感じます。

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ちなみに、ホワイトバランスもちょっと崩れていて、上の写真で見られるように淡いラベンダーカラーが本来の色です。ここまで真っ白ではありません。

 

どうやらマクロ撮影は倍率1倍で撮影したほうが結果が良いみたいです。写真の画の中に占める被写体の大きさはもちろん1倍のほうが小さいので、できるだけ被写体を大きく撮りたい!という向きには不向きかと。そうなると3倍で撮らざると得ませんが、結果はこれです。エッジが甘い。困りましたね…マクロ撮影を本気でやろうと思うと、Huawei P20 Proは不向きな可能性がでてきました。

 

とはいえ、手持ちでこれだけ撮れるのですから、大したものではあります。参考写真を撮ろうと思って、一眼レフも引っ張り出したのですが、手持ちではとても撮れるものではなく。しっかり三脚などを据えなければ駄目です。レンズ自体は圧倒的にHuawei P20 Proのほうが明るく、早いシャッターが切れますし。三脚とか、そこまでやるなら、Huawei P20 Proでも同じなのかなと。

 

もうひとつ。気付いたことがあります。手ブレをおこさないため、自分自身が揺れないように、揺れないように頑張ったのですが、手持ちで撮る以上、揺れは絶対に止められないのだと。机にひじをついたり、脇もぐんと締めたり、息も止めて頑張ったのですが、揺れは止まらない。規則正しく揺れる。実は心臓の鼓動に合わせて、身体が揺れていたんです。これが揺れが絶対に止められない理由です。

 

シビアなマクロ撮影ではちょっとした揺れも写真のできあがりに影響します。心臓の鼓動ですら、です。まさかマクロ撮影のために心臓を止めるわけにもいかないので、上に載せた写真以上の仕上がりを求めるなら、本式に撮影セットを組んだほうが良い、となります。

 

スマホの良さは、気軽に手軽に簡単に手持ち撮影で、ある程度以上の品質の写真が撮れることにあります。なので、本末転倒論に陥る前に、その良さを今一度見直したいものです。

 

とはいえ、撮影セットを組んだときにどうなるか、というのも気になるところではあります。可能性として、いつかトライしてみたいと思います。